親愛なるロシアの皆様
日本文化フェスティバル「日本の秋 2016について」の開催にあたり、皆様にご挨拶することを大変嬉しく思います。日本の秋は、ロシアの皆さんが年に1回、日本の伝統文化、現代文化などに親しんでいただく場として提供され、これまで多くの方々に参加していただいております。おかげさまで、昨年の「日本の秋」への参加者は20万人近く、前年の約2.6倍と急増しました。こうした関心の高まりにこたえられるよう、年々プログラムの充実をはかって参りました。
今回も生け花、墨絵、茶の湯、着物、折り紙、筝曲、日本舞踊等の伝統文化に加え、日本語弁論大会、将棋・囲碁大会、日本料理教室、舞踏、漫画のワークショップ、映画祭、図書展、アニメフィギュア展など盛りだくさんの内容を予定しています。
特に今年は、日本を代表するグラフィックデザイナーである横尾忠則氏の展示会を東洋美術館で行う予定のほか、日本現代建築展など「今日の日本」の姿を知っていただく新しい企画が含まれています。
こうした多様な日本文化を紹介する「日本の秋」を通じ、日本とロシアの文化交流がますます進展し、相互理解が一層深まるよう願っています。
駐ロシア日本国特命全権大使
上月 豊久
事業カレンダー
9月
「日本版画の巨匠たち」展
日本の現代美術家による約50枚の版画作品を展示。これらの美術家のほとんどが,画家の宮山広明のイニシアチブにより日本の従来の美術界とは異なるビジョンを共有する美術家の共同体として1987年に創設された「プリントザウルス」版画協会のメンバーである。今回の展示会には,日本美術で昔から使われてきた木版術に加え,エッチング,石版刷り,メゾチント版術から実験的なオリジナル技術まで様々な版画の表現手段を使う25名の巨匠の作品が含まれている。中には,自然を主要なモチーフにした作品(北村公一,宮山広明,浜西勝則等),風景画(鹿取武司),抽象的な作品(永井研治,西山瑠依,上田靖之等),超現実主義的な作品(谷口聡子,作田富幸等),形を中心に扱う作品(黒柳正孝),葛飾北斎の古典的な作品を現代の目で見た作品(河内成幸)など多種多様な作品を紹介する。
詳細 »第5回アニメフィギュア展「大きな棚」
日本から寄せられた1700個以上のアニメ・フィギュアを展示する第5回アニメフィギュア展。プレゼンテーション,ワークショップ,福引,プラモデルコンクール等等各種関連イベントを実施予定。
詳細 »第三回中川幹絵画個展
自作の油彩,膠「三千本」を使ったオリジナルの混合技法、透明水彩画の個展。静物画、花、アルメニア旅行など、ロシアで描いた絵画を展示。感動の本質に迫り、命を描くことを願っている。透明感を大切にするために日本の膠を使い、透明水彩の彩度を生かして油彩で仕上げた混合技法。
詳細 »東京ノーヴイ・レパートリーシアター 「古事記」モスクワ公演
当劇団の芸術監督でロシア功労芸術家・演出家のレオニード・アニシモフ氏が「古事記」のロシア語訳を読み、「ここに書かれている日本古来の思想、精神性にこそ、世界を平和へと導く鍵がある」と大変に感動したことから、日本の伝統文化の要素を取り入れた平和を願う「儀式劇」という新たな演劇のジャンルとして創作された舞台。演劇大国であるロシアの首都モスクワでロシアの演劇理論に日本の「和」の精神性を融合させて生まれた舞台「古事記」を通して、古代日本人の叡智をロシアの人々に体感してもらう。
詳細 »10月
漫画のワークショップ
漫画のストーリーや主人公のイメージをどう作ればいいか。読者の注目を引き付けるのにどうすればいいか。漫画の描き方の技術的なポイントはどこなのか。講師が丁寧に教えてくれる。
詳細 »東洋美術館での日本映画上映会
月に2回、日本映画上映会を実施します。上映映画は、10月11日「東京物語」、10月18日「がんばっていきまっしょい」、11月8日「リンダ リンダ リンダ」、11月15日「パッチギ!」、12月13日「ごめん」、12月20日「わたしのグランパ」です。
詳細 »第三回中川幹絵画個展
自作の油彩,膠「三千本」を使ったオリジナルの混合技法、透明水彩画の個展。静物画、花、アルメニア旅行など、ロシアで描いた絵画を展示。感動の本質に迫り、命を描くことを願っている。透明感を大切にするために日本の膠を使い、透明水彩の彩度を生かして油彩で仕上げた混合技法。
詳細 »伴宗親レストラン「誠」及びレストランチェーン「ラーメンクラブ」のシェフによる料理教室(子供向け)
ロシアの一般家庭でも作れて親しい人を喜ばせられる健康的な日本料理,日本の食生活についてを学ぶ。
詳細 »「メロディーと色彩」コンサート
邦人クラシック音楽作曲家の作品を通し,日本の美,情景,民族性,日本人の“心“を紹介。グネーシン音楽院卒業ヴァイオリン・ピアノデュオ「グラツィヤ」(優美さ),ソプラノの音楽と,バレエ,アールグラージュ絵画の融合による総合舞台芸術型のコンサート。世界に名高い邦人作曲家(山田耕筰,伊福部昭,貴志耕一)らの室内楽曲等,外国人作品では,北原白秋らの邦人詩をロシア語訳し音楽をつけた歌曲,日本戦後70年に寄せ,日本とロシアの友情を願い作曲された「The Aroma of Blooming Sakura」などの楽曲を,モスクワ国立ボリショイ舞踊アカデミー在学中の日本人バレリーナと,日本人開発・世界25か国で特許を取得している光による絵画アールグラージュと共にお届けする。芸術が,国と民族を超えて人々のこころをつなぎ,日本文化への興味が花開く機会を提供。出演:澤田智恵 ヴァイオリン(ロシア国立グネーシン音楽アカデミー卒業),池田慈 ピアノ(ロシア国立グネーシン音楽アカデミー卒業),Mamed Gseinov 作曲,ピアノ(ロシア国立グネーシン音楽アカデミー卒業),Darya Rubanova ソプラノ(ゲリコンオペラ歌手),仙場花奈 バレエ(モスクワ国立ボリショイ舞踊アカデミー5年),本間瑞 アールグラージュ画家。
詳細 »ロシアCIS日本語教師会研究発表会、及び日本語教育セミナー
ロシア各地、及び近隣諸国の日本語学、日本語教育学関係者が集まり、研究発表を行います。 また、大阪大学大学院言語教育研究センター、青木直子先生による講演も行われます。
詳細 »創作人形展「日本―人形,昔話,伝説」
日本の民俗をテーマとするロシア人と日本人がつくった創作人形の展示会。日本の昔話,伝説の主人公,歴史上の人物,太古の物語などを紹介。日本の独特な文化,歴史,詩,美術,哲学,伝統などについて学ぶ機会を提供。ワークショップでは紙で狐を作ったり,願いを込めてだるまの人形に色をつけたりなどいろいろと日本の伝統文化を体験できる。
詳細 »第18回日本映画レトロスペクティヴ「吉田喜重監督特集」
大島渚監督や、篠田正浩監督とともに、松竹ヌーベルバーグの旗手と呼ばれた吉田喜重監督の特集上映会を実施します。上映予定作品は「情炎」「炎と女」「エロス+虐殺」「鏡の女たち」「戒厳令」「秋津温泉」「ろくでなし」「血は渇いてる」「嵐を呼ぶ十八人」「日本脱出」「水で書かれた物語」です。
詳細 »11月
「獣と草を墨で」水墨画展
国際中国書法国画家協会(日本東京)の会員で,露日協会モスクワ支部文化事業担当副会長をつとめる墨絵画家のアレクサンドラ・ヴァシリエヴァ氏とヴァシリエヴァ氏の弟子による水墨画の作品を展示。
詳細 »創作人形展「日本―人形,昔話,伝説」
日本の民俗をテーマとするロシア人と日本人がつくった創作人形の展示会。日本の昔話,伝説の主人公,歴史上の人物,太古の物語などを紹介。日本の独特な文化,歴史,詩,美術,哲学,伝統などについて学ぶ機会を提供。ワークショップでは紙で狐を作ったり,願いを込めてだるまの人形に色をつけたりなどいろいろと日本の伝統文化を体験できる。
詳細 »東洋美術館での日本映画上映会
月に2回、日本映画上映会を実施します。上映映画は、10月11日「東京物語」、10月18日「がんばっていきまっしょい」、11月8日「リンダ リンダ リンダ」、11月15日「パッチギ!」、12月13日「ごめん」、12月20日「わたしのグランパ」です。
詳細 »「日本の昔話」折紙のワークショップ(子供向け)
子供の読書への関心,知的探究心を促し,日本文化や伝統を紹介。種子島の昔話を読んだり,日本の歌を歌ったり,天狗などについて学んだり,扇の折紙を作ったりする子供向けの総合的なワークショップ。
詳細 »漫画のワークショップ
漫画のストーリーや主人公のイメージをどう作ればいいか。読者の注目を引き付けるのにどうすればいいか。漫画の描き方の技術的なポイントはどこなのか。講師が丁寧に教えてくれる。
詳細 »第18回国際知的図書展「non/fiction」
モスクワで注目度の高い国際図書展に国際交流基金と出版文化国際交流会が共同で日本ブースを出展し、漫画から文学、雑誌にいたるまで最新の日本の出版文化を紹介します。
詳細 »中田喜直日本現代作曲家の子供用ピアノ楽曲コンサート「魔笛と踊る指」
日本の昔話と中田喜直日本現代作曲家による子供用のピアノ楽曲をモチーフとしたユニークな音楽・文化イベント。幼い子供たちの演奏する日本の悲しくて優しくて明るい音楽は子供の想像が生み出しピアノの魔法の音に表現された不思議な世界へと我々を導いてくれる。五六歳の子供向けのコンサート。
詳細 »12月
漫画のワークショップ
漫画のストーリーや主人公のイメージをどう作ればいいか。読者の注目を引き付けるのにどうすればいいか。漫画の描き方の技術的なポイントはどこなのか。講師が丁寧に教えてくれる。
詳細 »伴宗親レストラン「誠」及びレストランチェーン「ラーメンクラブ」のシェフによる料理教室(子供向け)
ロシアの一般家庭でも作れて親しい人を喜ばせられる健康的な日本料理,日本の食生活についてを学ぶ。
詳細 »東洋美術館での日本映画上映会
月に2回、日本映画上映会を実施します。上映映画は、10月11日「東京物語」、10月18日「がんばっていきまっしょい」、11月8日「リンダ リンダ リンダ」、11月15日「パッチギ!」、12月13日「ごめん」、12月20日「わたしのグランパ」です。
詳細 »第18回国際知的図書展「non/fiction」
モスクワで注目度の高い国際図書展に国際交流基金と出版文化国際交流会が共同で日本ブースを出展し、漫画から文学、雑誌にいたるまで最新の日本の出版文化を紹介します。
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