１１月１日から３日まで，原田親仁日本国特命全権大使はアルメニアを訪問し、天皇誕生日レセプションを開催するとともに、ナルバンジャン外務大臣、シモニャン・エネルギー天然資源省次官及びアルメニア対日友好議連メンバーと会談し、本年６月に行われたサルグシャン大統領の訪日の結果を踏まえ、両国関係を更に進展させるべく、二国間関係や国際場裏での協力、議会間交流等について意見交換を行いました。また、１１月２日には映画館「モスクワ」にて日本映画祭開会式に出席しました。
- アルメニアにおける天皇誕生日レセプションの開催
２０１２年１１月１日、アルメニアの首都エレヴァンにおいて天皇誕生日レセプションを開催しました。天皇誕生日レセプションをアルメニアで開催するのは２００３年以来になりますが、ナルバンジャン外務大臣やファルマニャン対日友好議連長を始めアルメニア要人の出席を得て、共に天皇陛下の誕生日を祝うことができました。
両国国歌の演奏の後、原田大使から挨拶を行いました。（挨拶の内容はこちらです）
また、この機会に際し、日・アルメニア関係の発展に長年尽力されてきた４団体に公館長表彰を行いました。（受賞団体の概要はこちらです）
エレヴァン人文大学 | 「ヒカリ」センター |
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合気道連盟 | 日本語教師会 |
アルメニア側を代表してナルバンジャン外務大臣から挨拶がありました。ナルバンジャン大臣からは、長い歴史や山に囲まれている風土、勤勉な国民性など日本とアルメニアには共通点が多くあること、また、外交関係樹立から２０周年を迎えた本年、サルグシャン大統領の訪日が実現し、これを機に日・アルメニア関係が一層発展することを期待することなどの発言がありました。
会場では日本酒も振る舞われ、和やかな雰囲気で懇談が行われました。
- 日本映画祭開会式（２日，映画館「モスクワ」）
１１月２～６日，エレヴァン市及びギュムリ市にて日本映画祭を開催しました。２日のエレヴァン市での開会式では，原田大使が主催者挨拶を行った後，来賓代表として，ポゴシャン文化大臣のメッセージが代読されました。引き続いて，映画祭共催者であるひかりセンターから挨拶があった後，同センターに所属する子供による劇「世界に平和が訪れますように」及びアルメニア国立青年オーケストラによる演奏が行われました。開会式終了後，映画「ALWAYS三丁目の夕日」が上映され，放映終了時には大きな拍手がわき上がりました。その後，関係者を招いてのフルシェットを開催し，出席者の好評を得ました。映画祭では「ALWAYS三丁目の夕日」の他，「春の雪」，「父と暮らせば」，「禅」，「旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ」の計５作品を上映しました。
- アルメニア政府・議会関係者との会談
（１）ナルバンジャン外務大臣との会談（１１月３日）
ナルバンジャン外相との会談では、本年６月に行われたサルグシャン大統領訪日の結果を踏まえ、両国首脳間で署名された共同声明の実施状況をフォローアップするとともに、二国間関係、国際場裡における協力等について議論しました。
（２）シモニャン・エネルギー・天然資源次官との会談（１１月２日）
シモニャン・エネルギー・天然資源次官との会談では、６月のサルグシャン大統領の訪日のフォローアップや今後の二国間経済協力について意見交換が行われました。
（３）アルメニア議会対日友好議連メンバーとの会談（１１月２日）
ファルマニャン議員を代表とするアルメニア対日友好議連との会談では、今後の議会間交流等について意見交換を行いました。
