ブィコワ,ステラ・アルテーミエヴナ女史(モスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学 日本語学科長兼東洋諸国大学日本語学科長)への叙勲伝達式
平成25年12月18日
12月17日,在ロシア日本国大使公邸にて,平成26年度秋の外国人叙勲により旭日中綬章を授与されたブィコワ,ステラ・アルテーミエヴナ女史(モスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学日本語学科長兼東洋諸国大学日本語学科長)への叙勲伝達式が行われました。
伝達式では,原田親仁駐ロシア日本国特命全権大使から日本語教育を通じた日露の相互理解の促進への貢献を称える祝辞(リンク)を述べるとともに,勲章を授与しました。その後,ブィコワ女史から受章の答辞を,松本幸雄ジャパンクラブ副理事長から祝辞を,それぞれ頂きました。
伝達式には約50名の関係者が出席し,終始和やかな雰囲気の下で式が執り行われました。
<功績概要> (1)日本語教育を通じた対日理解の促進における貢献 当地の日本語教育において主導的位置にあるモスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学で50年近く日本語教育にたずさわり,対日理解の促進に貢献している。ロシアで初めて出版された日露慣用句辞典を始め,6冊の教科書を執筆した。また,著名な日本研究者や外交官,ジャーナリスト等を多数育成した。 (2)アジア・アフリカ諸国大学日本語学科長としての貢献 教育制度改革及び90年代の社会的混乱に起因した課題の解決が喫緊であった時期に学科長を引受け,優れた事務・調整能力を発揮して学科内の規律を高め,運営の効率化を進めた。明朗快活で面倒見のよい人柄によって日本語学科は自由な学問的雰囲気と家族的なまとまりのよさを備えるに至り,大学内でのステータスを高めている。 (3)ロシアにおける日本語教育の牽引役としての貢献
在ロシア日本国大使館や国際交流基金等の日本語教育関連の事業に積極的に協力することを通じて,同大学には日本の最先端の研究成果やメソッドが蓄積されると共に,同大学がそれらの成果を各地に普及させることにより,ロシアの日本語教育を牽引している。
(了)
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