安全上のお知らせ
(中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染症について)
(中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染症について)
- 一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの症状を引き起こします。通常その毒性はそれほど強くありませんが、MERSのようにウイルスが変異した場合は強い毒性を持つ可能性もあり、注意が必要です。 現在、WHOや関係各国は、MERSコロナウイルスの感染経路や臨床経過等について、調査を進めています。
- コロナウイルスに対する一般的な具体的予防策は以下のとおりです。
- 休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
- 手指等の衛生保持に心掛ける。
- できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
- 咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
- 温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
- 高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
- MERSコロナウイルスの特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
- 感染者の約15%が医療従事者であり、救急外来での院内感染が問題となっているため自宅療養が可能な場合は救急外来の受診を控える。
- 50歳以上の感染者は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
- 慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
- 感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。
平成27年6月10日
ロシア連邦消費者権利保護・福祉監督庁によると,ロシア国内の各空港検疫所において,MERSの感染が確認されているカタール,サウジアラビア,UAE,韓国からのフライトの乗客に対してサーモグラフィー検査等検疫体制が強化されています。
現時点で,ロシア国内にはMERS感染者及び疑い者はいない由ですが,在留邦人及び旅行者の皆様におかれては,感染予防にご留意ください。
「参考」
○ 海外安全ホームページ: 感染症広域情報
「外務省スポット情報抜粋」
MERSコロナウイルス感染について
ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがありますので、不用意な接近は避けてください。また、未殺菌のラクダ乳の摂取は厳につつしんでください。