安全上のお知らせ
平成27年10月26日 在ロシア日本国大使館領事部
ロシアによるシリア空爆を受け当地EU代表部は以下のような注意喚起を行っているとの情報提供を受けました。在留邦人の皆様にも参考となる点も多いと思いますので,ご参考までにお知らせします。
なお,現時点においては,ロシア国内で具体的なテロの情報はありませんが,この機会に安全対策には十分ご配慮いただきますようお願いします。当館作成の「モスクワ滞在・安全マニュアル」をご覧ください。
(EU安全情報)
- ロシア軍によるシリアでの活動は,過激主義者グループを刺激し,露国外における軍事活動に関する露政府の方針を変更させることを目的として,ロシア国内,特に首都モスクワにおけるテロ攻撃を発生させ得る。
- 引き続き警戒を続ける必要がある。テロ組織が弱体化すればするほど,攻撃の可能性は高まる。したがって,地下鉄,鉄道駅,政府の建物など人が集まる場所においては警戒を高める必要がある。
〇テロ対策
- 目立たないように心がける。
- 混雑したエリア(地下鉄、トロリーバス、鉄道駅.)でのセキュリティ意識を高める。
- メトロ/電車では、比較的すいている車両に乗る。
- ほとんどの場合、テロは午前7時30分から午前9時までの間に上記のように混雑した場所で行われる。
- 国内/地域/国際ニュースの動向に注意する。
- (当局からの)夜間外出禁止令やセキュリティ上の制限に従う。
- 目立つ,または不審な行動(者)に注意する。不審な行動や不審なデバイスを見かけたら、速やかに警察や警備員に報告する。
- 過去にテロの対象とされたような場所に近寄らない。
- 主な観光エリアを確認し、安全性が低い場合は近寄らない。
- 周囲を警戒し,近くの人の行動を警戒する。
- 大規模な集会やデモに近寄らない。
- (大使館等)緊急時の連絡先の電話番号を確認する。
- 緊急事態があった場合の避難計画(安全な避難所)を準備しておく。
- 公共交通機関,タクシー会社の連絡先を確認しておく。
〇爆発に遭遇した場合
- 可及的速やかにその場から離れて安全な場所に移動する。「更なる襲撃が発生するリスクがあるため」
- 爆弾爆破犯人と疑われないように唯一人群衆から疾走して離れるよりも,群衆の周辺にいる方がよい。
- 窓ガラスから離れる。
- 負傷した場合は,自らすみやかに救護施設にいく。
- 警察からの指示された命令には従う。
- 安全地帯への避難経路を検討しておく。
- 家族や友人に状況を知らせておく。
- テロ襲撃地点付近に近い建物にいる場合,窓から遠ざかる。
- テロ発生後,最低2週間程度は,公共交通機関を利用せず,タクシー等を利用する。
以上