日露関係

 

貿易投資環境改善にかかる制度的問題に関する日露作業部会第3回会合
(概要)

平成26年10月2日
在ロシア日本国大使館

 

  1. 10月2日,経済発展省において,貿易投資環境改善にかかる制度的問題に関する日露作業部会第3回会合が開催されました。本作業部会は,ロシアで活動する日本企業が直面する様々な問題について,その解決・改善のための方策を見出すべく日露双方の官民の関係者が協議を行う枠組みとして,2012年に開催された貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合において設置が決定されたものです。
  2. 日本側は,原田親仁駐露日本国大使が議長を務め,柘植敏行ジャパンクラブ理事をはじめとする関係企業幹部,ロシアNIS貿易会(ROTOBO),日本貿易振興会(JETRO),日本センターの代表者,日本国大使館関係者などが参加しました。ロシア側は,リハチョフ,アレクセイ・エヴゲニエヴィッチ経済発展省次官が議長を務め,ボルジク,イリーナ・コンスタンチーノヴナ連邦保健分野監督庁副長官をはじめとする関係省庁の代表者に加え,社会団体「実業ロシア」の幹部などが参加しました。
  3. 第3回会合においては,両議長による冒頭挨拶の後,医療機器の輸出に関する問題,医薬品の輸出・販売に関する問題及びロシア国内での医療行為資格に関する問題に関し,連邦保健分野監督庁,保健省,産業商務省の代表者等から説明がなされ,日露双方の参加者の間で意見交換が行われました。
  4. 今次会合では,ロシア側から,特に医療機器及び医薬品の国家登録に関する問題を含め,日本側が提起した問題の改善に向けたロシア側の取組状況につき詳細な説明がなされるとともに,日本側が関心を有する個別の問題について,必要に応じ,今後日露双方の関係者の間で協議を行っていくことなどで一致しました。

(了)