日露関係

 

ミュンヘン安全保障会議の際の日露外相会談(概要)


平成26年2月1日
在ロシア日本国大使館

 

    

2月1日午前11時20分(ドイツ時間)から約30分間,岸田外務大臣は,ミュンヘン安全保障会議出席のため訪問中のドイツ・ミュンヘンにおいて,ラヴロフ・ロシア連邦外務大臣と会談を行った。建設的かつ良い雰囲気で意見交換が行われた。

  1. 冒頭発言

    会談の冒頭,ラヴロフ大臣から,昨年11月の訪日の際の東京での歓迎に感謝する,4月のG8外相会合の際にモスクワで会えることを期待している,安倍総理のソチ訪問の意向を歓迎する旨述べた。これに対し岸田大臣から,昨年11月のラヴロフ大臣の訪日,ジュネーブ2につづき,こうして顔を合わせることができたことを喜ばしく思う,本年も日露間の政治対話を活発に重ねていきたい旨述べた。


  2. 日露関係

    両外相は,昨年に引き続き今年もハイレベルの政治対話を活発に行っていくことで一致し,諸般の事情が許せば,安倍総理が2月7日にソチ五輪の開会式に出席し,翌8日に日露首脳会談を行うことを確認した。
    また,岸田大臣の春の訪露の際に,日露外相会談に加え,シュヴァロフ第一副首相との間で貿易経済に関する日露政府間委員会を実施することで一致した。


  3. 平和条約締結問題

    両外相は,前日(1月31日)に東京で行われた日露次官級協議での議論も念頭に,今後の交渉の進め方等について意見交換を行った。


  4. 国際情勢

    岸田大臣から,シリア問題,イランの核問題についてのロシアの努力を評価している旨述べた。(先方首肯)