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平成27年8月5日
在ロシア日本大使館
- 8月4日,天然資源・環境省において,廃棄物処理に関する第1回日露共同セミナーが開催されました。本セミナーは,
2013年の安倍総理の訪露時に,都市環境を日露経済協力の新たな重点分野の一つとすることが首脳レベルで確認されたこと,2014年12月に「産業及び生活廃棄物に関する連邦法」が改正されたことにより,ロシアの廃棄物処理分野において重要な制度整備が進められていることなどを背景に,相手国の廃棄物処理制度に対する関心が日露双方で高まりつつあることを受けて実施されました。
- セミナーでは,道井緑一郎・在ロシア日本大使館経済部公使とイナモフ,ヌリトゥディン・ラフマンジャノヴィッチ・天然資源・環境省国際協力局長が共同議長を務め,日本側からは,ロシアにおける廃棄物処理事業についてプレゼンテーションを行った三菱重工環境・化学エンジニアリング及び豊田通商をはじめとする企業関係者,ロシアNIS貿易会(ROTOBO),日本貿易振興会(JETRO),日本センターの代表者,日本大使館関係者が参加しました。ロシア側からは,天然資源・環境省,建設・住宅公営事業省,産業商務省,連邦自然利用分野監督庁の政府関係者,国家院(下院)関係者,バシコルトスタン共和国やタンボフ州などの連邦構成主体の代表者及び廃棄物処理に携わる様々な企業の関係者が参加しました。
- 今回の第1回セミナーでは,廃棄物処理分野における日露両国の法制度に関する説明が行われたほか,個別企業の廃棄物処理プロジェクトに関する紹介などがなされ,活発な質疑応答及び意見交換が行われました。
- セミナーの総括では,日露双方の間で,本セミナーが日露両国の関係者が相手国の法制度及び取組に対する理解を深めるための場として有意義であることが確認され,同様のフォーマットのセミナーを今後も継続的に実施していくことで一致しました。
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セミナーの | 様子 |
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