原田親仁駐露大使とクライニー露連邦漁業庁長官との会談


平成24年10月23日
在ロシア日本国大使館

 

 

   10月23日、原田親仁駐露日本国特命全権大使は、先方の要請に基づき、クライニー露連邦漁業庁長官と会談を行いました。

 

   クライニー長官からは、ロシアで密漁されたカニが日本を経由して韓国に輸出されていることを懸念しているとして、密漁・密輸出対策に関する日露間の協定が発効する前にも日本として措置をとってほしいとの申入れがありました。

 

   原田大使からは、本日の申入れは本国に伝達する、日本側は、水産物の密漁・密輸出対策という目的は共有しており、日露間の協定の早期発効に向けて双方で取り組んでいきたい、また、ロシア側のみならず、必要に応じ、韓国とも協議を行っていきたい旨述べました。また、同大使は、10月17日のクライニー長官の記者会見で密漁・密輸出対策の問題を関係のない漁獲割当ての問題とリンケージさせるかのような発言があったが、これは非建設的で受け入れ難い旨述べました。