原田大使の信任状捧呈


 

平成23年7月14日
日本国大使館広報文化部

 

原田大使の信任状奉呈 原田大使の信任状奉呈 原田大使の信任状奉呈

 

  1. 7月14日(木)13時よりクレムリンにおいて行われた信任状捧呈式において,原田親仁駐ロシア連邦日本国特命全権大使はメドヴェージェフ大統領に信任状を捧呈しました。
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  3. その際の日露関係に関するメドヴェージェフ大統領の発言は以下のとおりです。
         我々は,隣国であり非常に重要なパートナーである日本との関係を最大限活性化することに関心を有している。ドーヴィルでの菅総理との会談の際に,我々は二国間の議題について話し合った。当然,第一の課題は,極めて深刻な自然・産業災害の克服に係る日本への協力,そして経済及び科学技術協力の深化である。ロシアが,多面的アプローチに基づき新たな安全保障及び協力の構築を目指しているアジア太平洋地域における我々の緊密な協力について強調したい。
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  5. 引き続いての懇談におけるやりとりの概要は以下の通り。
    (1)原田大使は以下のとおり述べました。
    (a)日本政府及び日本国民を代表し,先のタタルスタン共和国で起きた悲劇に対し哀悼の意を表する。また,東日本大震災に関する貴国からの同情の表明及び様々な支援の提供に対して改めて感謝の意を表したい。
    (b)先ほどの大統領の発言の中で日本に関して肯定的な言及をしていただいたことを評価している。この関係で,貴大統領が先ほど触れたドーヴィルでの首脳会談において重要な合意が得られたことを日本側は肯定的に評価している。重要なのはそれらの合意を具体化することであり,現在,両国の政府関係当局間で合意の具体化に向けて協議が行われている。

     

    (2)これに対し,メドヴェージェフ大統領は以下のとおり述べました。
    (a)タタルスタン共和国での悲劇に対する哀悼の意に感謝する。
    (b)日露関係については,先ほど述べたとおり,ロシア側としても日本を重要なパートナーとして協力を強化したいと考えている。
    (c)日本の東北地方での悲劇について,更に必要な支援があれば是非連絡してほしい。ロシアは協力を惜しまない。
    (d)菅総理によろしくお伝え願いたい。
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