大使の主要スピーチ

 

原田大使による「グローバル・エネルギー賞」授賞式における安倍総理祝辞の紹介

平成27年6月19日

セーチン・ロスネフチ社長,

中村修二博士,

ジャヤント・バリガ博士,

御列席の皆様,


本日は,安倍日本国総理から「グローバル・エネルギー賞」の受賞者の皆様への祝辞のメッセージをお預かりしておりますので,以下のとおりご紹介させていただきます。

『中村修二博士とジャヤント・バリガ博士の「グローバル・エネルギー賞」受賞を心よりお祝い申し上げます。特に,同賞を日本人が受賞するのは2006年の吉川允二博士,2013年の吉野彰博士に続いて3人目であり,私も大変誇りに思います。

日本とロシアは160年前の1855年,外交関係を樹立して以降,さまざまな局面を経て,関係を維持・発展させてきました。私は,戦略的・長期的視点に立って,幅広い分野での協力を進め,日露両国の関係を一層高いレベルのものにしていきたいと考えています。中でも,エネルギー分野やイノベーションに関する互恵的協力は日露関係の重要な要素ですが,まだまだ大きな可能性が開けています。

今回の中村博士の受賞は,こうしたエネルギー・科学技術分野をはじめとする日露両国の協力・交流を益々活発にする契機ともなるものです。「グローバル・エネルギー賞」がエネルギー分野におけるグローバルな課題に対処するために今後も重要な役割を果たすとともに,受賞されたお二人の研究がより一層進展し,人類の幸福に貢献することを願っております。』

 

安倍総理の祝辞は以上となります。ご清聴ありがとうございました。