大使の主要スピーチ

 

第20回日本国大使杯囲碁大会閉会式
原田大使挨拶

皆さま,こんにちは。

この度は,第20回日本国大使杯囲碁大会に参加していただき誠にありがとうございます。また,本大会の成功のため,準備・運営にご尽力いただいた囲碁連盟の皆さまにも心より御礼申し上げます。これまで囲碁大会を共に開催してきて,本日記念すべき20回目の大使杯を授与できますこと大変嬉しく思います。

日本語には囲碁から生まれた「布石を打つ」という表現があります。「将来を見越してあらかじめ手段を講じておく」という意味です。この度,皆さまが今大会に参加されたことは,まさに布石を打たれたのだと思います。次の大会に向けて,皆さまが技術を磨き,経験を積み,さらに成長されることを願っています。

また,今月末には,青年交流事業として囲碁連盟の12名が8日間訪日すると伺っております。日本では囲碁だけに限らず日本の文化や人々の生活など多くのことを学び,日本棋院の方々と交流を深めてください。

多くのロシアの人々が囲碁に興味を持ち,楽しんでいることを大変頼もしく思います。今後もロシアにおいて囲碁をする方が増えていき,本大会が第30回,第40回と回を重ねるごとにますます発展していくことを願っております。

ありがとうございました。