広報文化
そめ花デモンストレーション平成26年10月3日
10月3日,国際交流基金モスクワ暫定事務所セミナー室において,そめ花デモンストレーションが行われました。絹の布地を染めて花を作るこの造形美術を創始した安田早葉子氏が,デモンストレーションを行いました。 安田先生は既に45年もの間,絹の布地から花を創造するそめ花を創り,技を磨き続けています。安田先生は毎年,500余りの花を作成しており,その中には,数時間でできる作品もあれば,数日かかるものもあります。 そめ花の特徴は,手の込んだディテールのつくり,花全体に軽やかさと動きを与える部分(花弁や葉)同士の組み合わせ方にあります。 デモンストレーションは,絹の布地の染め上げ過程の説明から始まりました。原色の染料を様々な割合で配合することにより,非常に面白い配色を得ることができます。
花弁を染め上げた後は,花弁の形を整え布に「命を吹き込み」,ボンドで組み合わせて一本の美しい花を作り上げる方法が詳しく説明されました。 デモンストレーションは大好評でした!現在,国際交流基金事務所の閲覧室では,安田先生の作品集3冊を見ることができます。ご関心のある方はぜひ,「そめ花」の美術に触れ,ご自身のブーケを作ってみてください。
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