広報文化

 

 

アントーノヴァ,イリーナ・アレクサンドロヴナ
(A.S.プーシキン記念国立造形美術館総裁)への叙勲伝達式

 

平成25年12月23日

 

   12月19日,在ロシア日本国大使公邸にて,平成25年度秋の外国人叙勲により旭日重光章を授与されたアントーノヴァ,イリーナ・アレクサンドロヴナ(A.S.プーシキン記念国立造形美術館総裁)への叙勲伝達式が行われました。
 伝達式では,原田駐ロシア日本国特命全権大使から祝辞を述べるとともに,勲章が授与されました。また,アントーノヴァ氏から受章の答辞がなされました。
  伝達式には約35名の関係者が出席し,終始和やかな雰囲気の下で式が執り行われました。

 

 

<功績概要>
   (1)日本美術の保存及びロシアへの紹介への貢献
欧州最大のコレクションと言われる約3千点の浮世絵をはじめとする日本美術品の保存、及び展覧会、図書出版やインターネット等を通じてロシアへの紹介を行った。

 

   (2)日本文化のロシアへの紹介への貢献
同美術館では、古くは1968年の草月華展、最近では、2011年の「東京クヮルテット公演」、2012年の「日本の芸術における自然の姿:盆栽、絵画、版画」など多くの日本文化行事が行われており、今年3月には、在留邦人有志等で実施された震災関連チャリティー事業「地球の涙 津波の涙」に同美術館施設が無償で供与された。

 

   (3)欧州美術の日本への紹介を通じた美術交流への貢献
欧州美術を中心に世界有数のコレクションを有する同美術館の所蔵作品の日本での展示を通じて、美術交流に貢献している。最近では、今年の4月から12月まで名古屋、横浜、神戸で「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」が開催された。

 

(了)