トピックス

 

 

平成27年6月24日

在アルメニア日本国大使館

 

 

安全上のお知らせ

(エレバン市内でのデモ行進・集会開催に伴う注意喚起)

 

   報道等によると,エレバン市の自由広場(オペラ劇場前)で19日から電気料金値上げに反対する座り込みデモが発生し,23日早朝には大統領宮殿に向けてのデモ行進参加者200名以上が拘束されました。デモ行進・集会及び警察による散会は今後も繰り返される可能性があります。

 

   つきましては,無用のトラブルを避けるとの観点から,事態が収束するまでデモが行われている場所や行進が予定されている場所には,近付かないよう注意してください。

 

   また,デモ行進や集会等に遭遇しても興味本位で近づかず,速やかに離れた場所に移動してください。

 

  

   <これまでの経緯>

 

   6月17日            公共サービス規制委員会は,8月より電気料金をkWh当たり現行の41.85ドラム(約11円)から48.78ドラム(約13円)へ値上げすると発表。

  

   6月19日            “No to Plunder(略奪するな)”を唱え,値上げに反対する人々が自由広場(オペラ劇場前)に結集し,3日間に及ぶ座り込みデモが始まり、夜の座り込みは200人に及んだ。

 

   6月22日            デモ隊は、19時までに値上げを撤回しない場合,バグラミャン通りの大統領宮殿に向けて行進を行うとした。同期限までに値上げ撤回がなされなかったため,デモ隊は大統領宮殿に向け行進を開始したが,警察は宮殿までの道路を封鎖し,デモ隊はバグラミャン通りにて座り込みを続けた。

 

   6月23日            早朝,警察はデモ隊に対し自由広場に戻るよう警告したが従わなかったため放水銃を使用し,ジャーナリストをも含む237人を拘留した。その後彼らが逮捕されたのか,解放されたのか等は明らかになっていない。これにより,7人が医療支援を求め,3人が病院に運ばれた。

                           18時、再び座り込みデモが開始された。