原田親仁駐アルメニア共和国日本国特命全権大使のアルメニア訪問
平成26年6月
在アルメニア日本国大使館
6月8日から10日まで,原田親仁日本国特命全権大使はアルメニア共和国の首都エレバンを訪問し,我が国の中小企業製品を活用したノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名式及び日本文化の普及活動を行う「ひかりセンター」の開所式に出席したほか,マナサリャン外務次官,ファルマニャン対日議連会長及びサハキャン国民議会議長と会談しました。
- 我が国の中小企業製品を活用したノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名(6月9日)
今回の協力では,災害対策・防災等の開発課題に取り組むアルメニアに対し,このために必要となる資機材を購入するための資金(2億円)が供与されます。
詳細についてはこちらをご覧下さい。

- ひかりセンター開所式(6月9日)
「アルメニア・日本文化・教育・科学センター『ひかり』」(以下,ひかりセンター)は,アルメニアにおいて日本文化の普及活動に恒常的に従事する唯一の団体です。平成25年3月2日,同センターの改修のための草の根文化無償資金協力に係る贈与契約書の署名式が行われました。
今般,その改修工事が終了し,6月9日午後,原田大使,ピリポシャン・ひかりセンター所長,マナサリャン外務次官などの臨席のもと開所式が行われ,上記無償資金で新しく導入された音響設備を使用しながら,ひかりセンターで学んでいるアルメニアの子供たちにより,ひかりセンターの活動に関する日本語でのプレゼンテーション,日本とアルメニアをはじめとする世界の平和を祈願する舞踊などが披露されました。
- アルメニア政府・議会関係者との会談
(1) マナサリャン外務次官との会談(6月9日)
原田大使とマナサリャン外務次官との会談では,政治・経済・文化などの様々な分野における両国の交流及び協力などについて話し合われました。また,原田大使から,来年の在アルメニア日本国大使館の開設に向けた準備状況を説明し,これに対するアルメニア側からの協力に対して謝意を表明するとともに,引き続き本件に対する協力を要請しました。

(2) ファルマニャン対日議連会長との会談(6月9日)
原田大使とファルマニャン対日議連会長との会談では,本年6月はじめの同会長やアルズマニャン国民議会外務副委員長(元外務大臣)らの訪日を契機とした両国間の議員交流の発展の重要性などについて話し合われました。

(3) サハキャン国民議会議長との会談(6月10日)
原田大使とサハキャン議長との会談では,現在の二国間関係などについて話し合われたほか,2012年のサルグシャン大統領の訪日の際に署名された日アルメニア共同声明に基づく今後の両国間の議員交流の発展のためのハイレベル政治対話の重要性について話し合われました。また,サハキャン議長からは,日本政府が在アルメニア大使館の開設を決定したことを歓迎するとの発言がありました。

以上
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