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平成25年10月15日 在ロシア日本国大使館領事部
安全上のお知らせ
(民族間の緊張に伴う注意喚起)
- 報道等によれば、10月13日(日)に、モスクワ市南部のビリュリョボ・ザーパドノエ地区にて、ショッピングセンターの放火、野菜倉庫の破壊、車両破壊等が行われ、約380名が拘束される騒乱となりました。この騒乱は、スラブ系のロシア男性が何者かに刺殺され、犯人が北コーカサス出身者や中央アジア出身者と報じられたことが発端となり、市民集会参加者が地区行政府や警察署幹部の解任を要求するとともに、犯人が隠れている可能性があるとする施設の破壊行為にまでエスカレートしました。13日の騒乱は、内務省により鎮圧されましたが、翌14日(月)にも、同地区内で未許可の集会を行い数名が拘束される等引き続き注意が必要です。
- 15日現在、モスクワ市当局が許可した集会等は予定されていませんが、今後、スラブ系住民と非スラブ系住民との間で騒乱や小競り合いが発生する可能性があります。
また、本15日は、イスラム教信のイード(犠牲祭)と呼ばわれる祭日であり、当館近くのミーラ通り駅周辺のモスクでは、多数のイスラム教徒が集まっており、ロシア当局も厳戒態勢を敷いています。
- つきましては、在留邦人の皆様におかれましては,無用のトラブルを避けるとの観点から、報道等を通じリスクが高いとされている場所には近づかない、このような騒乱等を見かけたら速やかに離れた場所に移動する等ご注意ください。
以上
送信元:在ロシア日本大使館領事部
電 話:(495)229-2520
FAX:(495)229-2598
http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/
ryojijp@mw.mofa.go.jp
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