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平成22年12月17日
在ロシア日本国大使館 領事部
安全上のお知らせ(民族間の緊張に伴う注意喚起)
- 中央アジア系出身者が立て続けに殺傷された事件については,当館より13日(月)に発出した「安全上のお知らせ(外国人襲撃事件の多発に伴う注意喚起)」でご案内のとおりですが,当地報道によれば,コーカサス地方や中央アジア出身者らは同襲撃事件に反発を強めており,15日(水)夕刻にはキエフ駅周辺においてロシア系と非ロシア系,双方の若者が集合し,合わせ約800名が衝突を警戒していた治安当局に拘束されるという騒ぎが発生しました。また,同日夜には,市内の複数の地下鉄駅構内及び周辺でも双方の小競り合いが立て続けに発生し,モスクワ市内全体で1,300名以上が治安当局により拘束されました。拘束された者の一部はナイフなどの凶器を所持していた模様です。
- 明18日(土)には地下鉄「プロフソユーズナヤ」駅周辺で集会が行われる可能性があるとの未確認情報がある旨の報道もあり,再び市内の複数の地下鉄駅構内及び周辺において双方の小競り合いや乱闘が発生する可能性は否定できません。
- このような事態を受け治安当局は市内での警戒を強化していますが,不測の事態に巻き込まれることのないよう,特に18日(土)は,報道等の情報に十分注意し,市内で騒ぎが発生している際には同地域には近寄らず,また,その地域から離れた場所の駅でも地下鉄の利用は控える等,安全の確保に留意してください。
以上
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