平成22年8月19日
在ロシア日本国大使館 領事部
安全上のお知らせ (当地警察官による金銭等の要求行為被害に関する注意喚起)
1.8月7日,邦人出張者がアエロフロート便で帰国すべくシェレメチェボ空港ターミナルDにおいて出国手続を済ませ,セキュリティーチェックを受けていたところ,その場にいた2人組の警察官から,到着通知に不備があるとして,「罰金」と称する5千ルーブルを支払うよう要求されました。出張者は当館の連絡先を控えておらず,不審に思いつつも,フライトの時間が迫っていたため,5千ルーブル相当の現金(100ユーロ+1千ルーブル)を支払いました。
2.本件については,現在当館より内務当局に対し事実関係を照会していますが,累次お知らせしているとおり,警察官から現場で罰金と称する現金を要求された場合には,支払いを拒否するとともに,添付のメモ(不良警官を特定するための氏名・階級の記入を要求するもの)を提示の上,休日・深夜を問わず,直ちに日本大使館・総領事館にご連絡願います。
3.警官が罰金と称して現金を要求する際,到着通知が未履行であることが口実にされるケースがほとんどです。到着通知の期限については,連邦移住庁(http://www.fms.gov.ru/useful/migrate/)が到着後3日(土,日,休日は除く)以内に手続を行うよう案内しています。ついては,トラブルを回避するため,①到着通知は速やかに行う(ホテルに宿泊する場合は,ホテル側に手続義務があります。),②通知済みの半券を常時旅券と共に携帯する,③ロシア在住者が出張等により一時的にロシアから出国する際にも抹消通知をする,④ホテルをチェックアウトした後も出国時まで到着通知の写しを所持する等の対応を確実に行って下さい。
以上
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