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平成22年3月9日
ロシア日本国大使館
領事部
安全上のお知らせ (モスクワ市南西部における外国人への襲撃事件について)
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報道によれば、3月7日午後5時頃、韓国人の男子留学生が白い覆面を付けた2人組の男に突然襲われ首部分を刃物で切り付けられ、重傷を負うという事件がありました。
事件は、モスクワ市内南西部の地下鉄駅ユーゴ・ザーパドナヤ付近の26バキンスキフ・コミッサーロフ通り4番地のカラオケ店を出たところを襲われたようですが、同地区では1週間前にもキルギス人がロシアの若者によって殺害された事件が起こっています。
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在留邦人及び邦人旅行者の皆様におかれましては、上記の事件が多くの邦人が居住している市内南西部で発生していること、また、上記のカラオケ店は在留邦人が日頃から利用している韓国焼肉店及び韓国食材店と同じ建物内の施設でもありますので、以下の諸点に改めてご留意の上、被害に遭わないよう十分ご注意ください。特に、犯人は未だ捕まっていないこともありますので、現場付近へは不用意に近寄らない等ご留意願います。
(1)いわゆるスキンヘッドグループはもちろん、サッカーチームのサポーターやロックコンサート帰りの集団等、若者の集団には近づかない。
(2)目立つ服装は避け、外出先での派手な行動は慎む。
(3)周囲に酔っぱらいや若者集団等がいたら、なるべく避けて行動する。
(4)人通りの少ない場所、裏通りなどの、たまり場となるおそれのある広場、公園等には近づかない。夜間の単独行動は避け、できるだけ複数人での外出を心がける。
(5)外出に際しては携帯電話等を可能な限り携行し、連絡手段を確保する。
(6)旧アルバート通り、レーニン図書館周辺、プーシキン広場、各種駅(地下鉄を含む)構内及び周辺、電車、路面電車、サッカー・スタジアム周辺、ロックやラップのコンサート会場周辺、大学生寮、若者や多国籍(特にアジア、アフリカ系)の人が参集する飲食店、カフェバー、ディスコ、コーカサス系やアジア系の店の多い市場などでは暴力事件が発生する可能性が高いので注意する。
以上
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