ロシアにおける新型コロナウイルス対策:その6(3月20)

2020/3/23
【ポイント】
●ロシア衛生当局が勧める自己隔離の内容を紹介します
●ロシアから日本に帰国する場合,14日間の検疫はありません
●噂やフェイクニュースに注意し,公的な情報を確認してください。また怪しい電話にご注意ください。

1.最近,ロシア国内での新型コロナウイルの感染数が増加したため,外国帰りの方と接触のあった方も自己隔離を求められる例が多いことから,ロスパトレブナゾール(連邦消費者権利保護・福利分野監督庁)のホームページでは自己隔離の内容を紹介しています。
ロスパトレブナゾールの該当サイト(ロシア語) 
 
この概要は次の通りです。詳細は上記サイトをご覧ください。
・期間中は家を出ないこと(食料の買い物やゴミを捨てることも含みます)
・可能であれば,同居家族とは別の部屋に留まること
・同居家族とは別の生活用品,シーツ,タオルを使うこと
・必要な物資はネットショッピングか,ボランティアの支援を得て購入すること
・家族や他の人々と接触しないこと
・マスクを利用すること
・期間は14日間(新型コロナウイルスの潜伏期間)
・自己隔離中は石けんやアルコール消毒液を使って手洗いを励行すること
・定期的に部屋を換気すること
・ゴミは二重のごみ袋に詰め、しっかりと閉じてアパートの外に置き,処分は家族や友人,ボランティアに頼むこと
・友人や家族との連絡はインターネットなどを使い,家から出ないこと
・発熱などの症状に気づいたばあいには電話し(モスクワの場合は103),医師に報告すること

なお,空港到着時に検疫係官から自己隔離を指示された方,周辺の方がウイルス検査陽性と判定されたなどの理由で居住地の衛生当局から自己隔離を求められた方は,その指示内容を紙面で示されますので,遵守してください。これに違反した場合には,感染症病院に収容されることになります。また,モスクワ市のコロナウイルス公式情報のホームページによれば,ロシア刑法第236条に抵触し,最長5年間の懲役刑を科せられます。

2.ロシアに14日以上滞在されていた方が日本に帰国される場合,健康状態に問題がない限り,到着空港の検疫所で14日間の隔離を求められることはありません(3月19日現在)。最新の情報は次の機関のホームページで確認するか,末尾の当館連絡先までご照会ください。
厚生労働省検疫所
法務省

3.新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,様々な噂やフェイクニュースなどが多く流れますが,かならず公的な情報を確認するようにしてください。また,日本では不安につけ込んだ悪徳商法が出現しており,首相官邸ホームページでは注意を呼びかけています。モスクワでも,怪しい電話を受けたとして在留邦人の方から当館に連絡があったこともありますので十分にご注意ください。
首相官邸ホームページ 
(了)