モスクワのクレムリンに対する無人機攻撃の試み

令和5年5月4日
●5月3日、ロシア大統領府は、同日モスクワのクレムリンにウクライナによる無人機攻撃の試みが行われたと発表しました(ウクライナ側は関与を否定)。
●戦勝記念日である5月9日に向けてモスクワ市内では交通規制などを含め、警備全般が強化されています。
●今後とも不測の事態に巻き込まれることがないよう、周囲の状況に十分ご留意ください。
●特にデモや集会、戦争支持/反戦イベント等が計画されている場所やその周辺地域には、安全のためにも近づかないようにしてください。

 5月3日、ロシア大統領府は概要以下の発表を行いました。
・3日、ウクライナは、クレムリンにあるロシア大統領の官邸に無人機による攻撃を試みたが、軍及び特務機関のレーダー・システムを使った対応により無人機は撃墜されたため、犠牲者や物的損害は発生しなかった(注:ウクライナは関与を否定)。
・これらのテロ行為はロシア大統領に向けられた試みと見られるが、大統領に被害はなかった。大統領の職務日程に変更はなく通常どおり続けられている。
・ロシアは、適切と思われる場所と時期に報復措置を取る権利を留保している。

 邦人の皆様におかれましては、今後とも不測の事態に巻き込まれることがないよう、周囲の状況に十分ご留意ください。特にデモや集会、戦争支持/反戦イベント等が計画されている場所やその周辺地域には、安全のためにも近づかないようにしてください。
 また、外務省海外安全ホームページ、報道、領事メール等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。(了)