モスクワ国立舞踊アカデミーへの外務大臣表彰伝達式における上月大使祝辞
令和3年6月9日
親愛なるレオノヴァ学長、
ご列席の皆様、
私はバレエが大好きで、何十回とボリショイ劇場でバレエを観覧していますが、ボルショイ劇場ののステージに立つのは本日が初めてであり、大変嬉しく思います。本日は、この舞台でモスクワ国立舞踊アカデミーに対して日本国外務大臣表彰を授与できることを大変光栄に思います。
このボリショイ劇場のステージで世界のバレエの歴史が作られてきました。そして、ボリショイ劇場のスターダンサーを輩出してきたのが、まさにモスクワ舞踊アカデミーです。
レオノヴァ学長もアカデミーで学び、ボリショイ劇場のスターの一人として、アーティストとして活躍されました。そして、1991年からアカデミーに勤め、2002年から学長としてバレエ教育に従事されてきました。ソ連からロシアへの移行期という難しい時代に、ロシアのバレエ学校の伝統を守り、素晴らしいバレリーナを育成し続けてきたことに敬意を表します。
日本でもバレエは大変人気があります。そして、アカデミーでこれまで多くの日本人学生が学び、そして現在も約40名の日本人留学生が学んでいます。日本を代表するバレエダンサーも輩出しており、その先駆者が岩田守弘さんと千野真沙美さんです。岩田さんは、2012年までボリショイ劇場で第一ソリストを務め、現在は、ニジニー・ノヴゴロドの劇場で副芸術監督を務めています。千野真沙美さんは、長年、ロシアバレエ団で活躍されています。千野さんのご子息で、ボリショイ劇場のソリストであるマルクさんもボリショイアカデミーで学ばれました。
また、日本のバレエ学校にもアカデミーの先生方を派遣していただき、ロシアバレエの神髄を直接教えていただきました。日本のバレエ教育の質の向上に大きく貢献してくださいました。
こうした功績を称え、日本政府として外務大臣表彰を行うことを決定いたしました。バレエは、今後も日本とロシアを繋ぐ架け橋だと考えます。アカデミーから、今後も、日本とロシアの絆を支える担い手が輩出されることを期待したいと思います。
ご列席の皆様、
私はバレエが大好きで、何十回とボリショイ劇場でバレエを観覧していますが、ボルショイ劇場ののステージに立つのは本日が初めてであり、大変嬉しく思います。本日は、この舞台でモスクワ国立舞踊アカデミーに対して日本国外務大臣表彰を授与できることを大変光栄に思います。
このボリショイ劇場のステージで世界のバレエの歴史が作られてきました。そして、ボリショイ劇場のスターダンサーを輩出してきたのが、まさにモスクワ舞踊アカデミーです。
レオノヴァ学長もアカデミーで学び、ボリショイ劇場のスターの一人として、アーティストとして活躍されました。そして、1991年からアカデミーに勤め、2002年から学長としてバレエ教育に従事されてきました。ソ連からロシアへの移行期という難しい時代に、ロシアのバレエ学校の伝統を守り、素晴らしいバレリーナを育成し続けてきたことに敬意を表します。
日本でもバレエは大変人気があります。そして、アカデミーでこれまで多くの日本人学生が学び、そして現在も約40名の日本人留学生が学んでいます。日本を代表するバレエダンサーも輩出しており、その先駆者が岩田守弘さんと千野真沙美さんです。岩田さんは、2012年までボリショイ劇場で第一ソリストを務め、現在は、ニジニー・ノヴゴロドの劇場で副芸術監督を務めています。千野真沙美さんは、長年、ロシアバレエ団で活躍されています。千野さんのご子息で、ボリショイ劇場のソリストであるマルクさんもボリショイアカデミーで学ばれました。
また、日本のバレエ学校にもアカデミーの先生方を派遣していただき、ロシアバレエの神髄を直接教えていただきました。日本のバレエ教育の質の向上に大きく貢献してくださいました。
こうした功績を称え、日本政府として外務大臣表彰を行うことを決定いたしました。バレエは、今後も日本とロシアを繋ぐ架け橋だと考えます。アカデミーから、今後も、日本とロシアの絆を支える担い手が輩出されることを期待したいと思います。