貿易投資環境改善にかかる制度的問題に関する日露作業部会第4回会合 (概要)
平成28年3月15日
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- 3月14日,経済発展省において,貿易投資環境改善にかかる制度的問題に関する日露作業部会第4回会合が開催されました。本作業部会は,ロシアで活動する日本企業が直面する様々な問題について,その解決・改善のための方策を見出すべく日露双方の官民の関係者が協議を行う枠組みとして,2012年に開催された貿易経済に関する日露政府間委員会第10回会合において設置が決定されたものです。
- 日本側は,上月豊久駐露日本国大使が議長を務め,吉澤達哉ジャパンクラブ通関委員会座長に加え,関係企業幹部,日本貿易振興会(JETRO),ロシアNIS貿易会(ROTOBO),国際協力銀行(JBIC),日本センターの代表者,日本国大使館関係者などが参加しました。ロシア側は,ヴォスクレセンスキー,スタニスラフ・セルゲエヴィッチ経済発展省次官が議長を務め,経済発展省,産業商務省,連邦税関庁,ユーラシア経済委員会の代表者が参加しました。
- 第4回会合においては,両議長による冒頭挨拶の後,通関手続に関する問題,課税価格に関する問題,税関検査に関する問題,規準・規格に関する問題,廃車税の適用拡大に関する問題に関し,それぞれ連邦税関庁及び産業商務省の代表者等から日本側が提起した問題の改善に向けたロシア側の取組状況等について説明がなされ,日露双方の参加者の間で意見交換が行われました。
- 今次会合の結果,日露双方は,日本企業を対象としたロシアの税関行政に関する説明会を開催すること,自動車製造関連の規準・規格の問題及び廃車税の適用拡大の問題に関し,産業商務省の代表者と関係日本企業の間で別途の協議を実施することなどで一致しました。
- 作業部会の第5回会合の開催時期及び議題については,今後日露間で調整の上,決定していくことで一致しました。