大使館からのお知らせ(新型コロナウイルス大流行の不安な時期における防犯対策)

令和2年5月26日
【本文】
在留邦人の皆様へ
たびレジ登録者の皆様へ
 
最近,警察官の詐欺行為として日本でも報道されましたが,5月11日の日本行き臨時便に搭乗しようとした邦人に対して,シェレメチェボ空港警備の警察官が「滞在登録に不備があるため罰金7千ルーブルを支払う義務があり,今後5年間はロシア入国禁止措置が執られる」と言いがかりをつけて,罰金と称して現金7千ルーブルを要求し,被害者の手持ち現金が無いと分かると,個人名義の口座に振り込ませるという事案がありました。
 
いかなる理由があろうとも,警察官がその場で現金を支払うよう要求する行為はたかり事案です。行政罰としての罰金が課される場合は,違反行為に関する調書が作成され,罰金は所定の機関に対して銀行振り込みで支払いを行うのが正当な手続きです。
 
邦人の皆様におかれましては,警察官から罰金と称して現金の支払いを要求された場合には,これに応じず,当館または警察(112)に可能な限りその場からお電話いただけますようお願いいたします。
 
上記の事案は現職警官による点が異色でしたが,新型コロナウイルスの世界的大流行に伴う不安感につけ込む犯罪が多く発生しているようで,日本でもロシアでも注意が呼びかけられていますので,ご留意ください。

首相官邸ホームページ 生活情報(5) 詐欺被害への注意呼びかけ
ロスパトレブナゾールによるネット詐欺への注意呼びかけ