平成21年1月14日
在ロシア日本国大使館
領事部
安全上のお知らせ(民族的偏見による非スラブ系人種に対する襲撃事件の頻発)
当地報道等によれば、特に最近1ヵ月の間、モスクワにおいて民族的偏見に基づくと思われる非スラブ系人種に対する襲撃事件が頻発しており、多数の死傷者が出ています(下記参照)。また、11日には、(民族的偏見に基づくものと特定できる訳ではありませんが)当館館員が5~6名の男に襲われ重傷を負うという事態も発生しています。
このような事案が頻発していることは在留邦人の安全という観点から看過できない事態ですので、当館では、この種の犯罪を抑制すべく、改めてモスクワ市治安当局に対し取締強化を要請しましたが、邦人の皆様におかれましても、細心の注意を払い警戒心を常に持って行動するようお願いします。
なお、モスクワ市内務総局によれば、警察への緊急通報(02番)は、最近英語のオペレーターによる応答サービスを開始したばかりでなく、02番通報を受けて出動した警察官には通報から3時間以内にどのように対処したかを報告することが義務付けられているので、何かあれば躊躇することなく02番への通報をしてほしいとしています。
- 08年12月14日(日)(カザフスタン人留学生、18歳男性)
同日21時30分頃、市内南西部(地下鉄Kaluzhskaya駅近く)の通りにある、バス停において何者かによって刺された。同人は病院に搬送途中の救急車内で死亡した。(リアノーボスチ通信)
- 1月3日(水)(韓国人留学生、女性2名)
同日17時頃、市南西部(地下鉄Kaluzhskaya駅近く)にあるプーシキン大学学生寮付近で、見知らぬ者から揮発物(液体)をかけられた後、火をつけられた。1名は頭部及び背中に重度の火傷を負い、1名は軽い火傷を負った(韓国大使館による情報)。
- 1月8日(木)(中国人留学生、2名)
同日午後、市南西部(地下鉄Kaluzhskaya駅近く)路上で、中国人留学生2名が見知らぬ数名から襲撃を受け刺され負傷した。(中国大使館による情報)
- 1月9日(金)(ベトナム人留学生、20歳男性)
パベレツカヤ駅(モスクワ市内南東部)付近で胸と胃を刺された状態で発見されたベトナム人留学生は、搬送先の病院で死亡した。同人は襲撃を受けた直後友人に電話し、見知らぬ者に襲われたと述べた。(インターファクス通信)
- 1月10日(土)(カメルーン人、28歳男性)
同日21時20分頃、市内北東部(地下鉄VDNX駅近く)の通りで、外見が14歳から17歳程度の3人組から襲撃を受け刺され、搬送先の病院で死亡した。(インターファクス通信)
- 1月11日(日)(カルムィキア共和国出身者、16歳学生)
同日20時30分頃、市内南西部(地下鉄Kaluzhskaya駅近く)の通りで、3人組の何者かによって刺され重傷を負った。(インターファクス通信)
- 1月11日(日)(タジキスタン人、2名)
同日夜、市内北部(地下鉄Otradnoe駅近く)の通りで、タジキスタン人2名が刺され重傷を負った。目撃者によれば、襲ったのは若者グループだった。(インターファクス通信)
以上
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